身近な疾患である高血圧について知り、かかわり方を考えよう!

基礎知識

今回は高血圧についてです。

リハビリをしていると既往歴や併存疾患に高血圧がある方もよくいらっしゃいますよね。

今回は高血圧に関する知識をまとめています。

関連記事

動画でも高血圧について説明しています↓

血圧③高血圧

良ければ見てみてくださいね!

それでは見ていきましょう!

スポンサーリンク

高血圧の重症度分類

高血圧は以下のように重症度が分類されています。

この表について追加情報ですが…

5年ぶりの改定となった日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」によると、以下の通りになっています。

変更点

(従来通り)140/90mmHg以上→高血圧症と定義。

(変更点)130-139/80-89mmHg→高値血圧と位置づけ、リスクに応じた降圧介入を推奨。

今まで降圧剤の服用を見送られていた方も今後は内服するようになることが予想されますね。

高血圧の原因

高血圧は、原因によって大きく以下の2つに分けられます。

高血圧の種類

●本態性高血圧:原因不明で発症。高血圧の患者さんのうちの約90%にあたる。

●二次性(続発性)高血圧:体に何らかの疾患があり、それがきっかけで発症する高血圧のこと。

なんと原因不明が約90%!!Σ(・□・;)

それではそれぞれについて見ていきましょう。

本態性高血圧

原因不明であり、各種検査などで二次性高血圧が否定されたときに診断され、高血圧の患者さんのうち約90%が本態性高血圧に当たります。

原因不明と言われていますが、環境因子(肥満、塩分過多、過剰な飲酒、運動不足、ストレスなど)と遺伝因子が重なることが原因と言われています。

特異的な自覚症状はないことが多いですが、頭痛、頭重感、肩こり、倦怠感などを訴える方もいます。ただこれらの自覚症状と重症度は相関はないと言われています。

私個人的な感覚ですが、高血圧の患者さんや利用者さんは収縮期血圧が180を超えていても自覚症状を訴えない方が多いですね。

高血圧がすぐに死に直結するわけではありませんが、長期間高血圧の状態が続くと動脈硬化になり様々な命に関わる疾患を引き起こすことになります。

動脈硬化が原因で引き起こされる重篤な疾患の代表:心筋梗塞、脳梗塞など。

本態性高血圧は完治が難しいですが、生活習慣や薬物療法などで血圧のコントロールをすることで動脈硬化や重篤な疾患を防ぐことができます。

高血圧の完治を目指すというよりも血圧をコントロールすることで動脈硬化や重篤な疾患の予防が大事ということですね!

治療は生活習慣の改善(運動、適正体重の維持、減塩、アルコールの制限、禁煙など)と薬物療法が主体になります。

臨床でのちょっとしたコツ👆

臨床では高血圧がある方に出くわす場面は多いと思います。

リハビリだからと運動だけをみるのではなく、生活習慣や内服しているかの確認もリハビリと合わせて行わないと運動の効果が出ないだけでなく、動脈硬化や重篤な疾患の予防もできなくなります。

運動だけではなく、患者さん、利用者さんの生活習慣や内服などにも目を向けましょう!

二次性高血圧

体に何らかの疾患があり、それがきっかけで発症する高血圧のことで、腎臓や副腎、甲状腺、大動脈などに病変がある場合や、薬剤、妊娠などによっても引き起こされることがあります。

きっかけとなる疾患を治療することで高血圧は軽快します。

高血圧のきっかけとなる疾患を治療することが大事ですし、血圧の推移をみることできっかけとなった疾患が良くなっていっているのか、悪くなっていっているのかの指標にもなりますね。

まとめ

今回は高血圧について見てきました。

まとめ

✔高血圧は重症度分類による診断基準がある。5年ぶりに改訂された日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」により、今まで降圧介入がされていなかった方も今後介入される可能性がある。

✔高血圧には原因不明で高血圧の患者さんのうち約90%を占める本態性高血圧、体に何らかの疾患がありその疾患がきっかけで発症する二次性高血圧がある。

以上、高血圧についてでした。

高血圧についてすぐに使える視点・注意点!

☑患者さんやご利用者さんの高血圧の有無、既往歴、生活習慣や内服薬についても知っておき、運動だけをみるのではなく必要に応じて生活習慣や内服についても指導する。

☑普段の血圧と大きく違う場合は基礎疾患の病状の変化などといったことも想定し対応する。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ご質問やご意見などありましたら、お問い合わせから宜しくお願い致します(^^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました